狭山市文化団体連合会設立の趣旨

以下は平成11年9月26日の設立総会資料に掲載の全文です。
平成9年秋、狭山市文化協会では協会を全市的な組織にすべく、企画委員会を発足させ、10数回に渡り会議を開催し、平成10年秋、この企画委員会の検討結果から全市的な組織にするのは、むずかしいとの結論に達した。そこで、私たち、市民有志が集り全市的な文化団体組織「狭山市文化団体連合会」を設立するために、「文化団体連合会設立準備委員会」を結成し、準備を進めてきた。

市内には、熱心に活動されている数多くの文化団体(個人)があるが、余暇の活用を目指した生涯学習活動を推進している団体と一方では創作・演奏活動を主眼にした専門家団体というようにさまざまである。しかも、各団体は毎年計画的に事業に取り組まれているが、構成員ならびに関連のある人々の範囲に止まり一般市民の話題に成り得ないのが現状ではないだろうか。これに対する方策としては、各団体の活動を広く市民に知らせる必要がありその支援が出来るようにしたいものである。

今回の発想の主たる目的は、狭山市の文化をどう高めていくかという使命をもって取り組んでいるところである。したがって、個々の団体にこうしたメリットがありますとは言えないが、互いの持てる力を出し合い充実した活動により市民文化の大おきなうねりが生まれ、文化レベルが高まれば質の高いメリットが期待できる。

つまり、文化団体の組織化ができれば、団体間の交流を進め互いのレベルの向上を目指し、更には関連ある団体が連携して単一団体では不可能であった総合的な幅広い文化活動を創造するなど、さまざまな活動を市内にとどまらず、市外に向けても積極的に発信していける。また、市内の文化活動施設の充実のための提言をしていくことも欠かせない。こうして各活動を通して各団体が輝いていくことが狭山文化の向上の要である。

そのために、各文化団体が文化団体連合会に結集しその大きな目的の達成に取り組んでいきたい。クリアーしなければならない多くの課題もあるが、皆様のご賛同を賜り推進していく所存である。

狭山市文化団体連合会設立準備委員会

狭山市文化団体連合会とは?